地学
1.地層
用語理解
■ 地層(ちそう)
岩石がこわれてできた粒が、長い時間をかけて積み重なったもの。
下にあるほど古く、上にあるほど新しい。
■ 風化(ふうか)
岩石が、雨・水・気温の変化などによってこわれること。
👉 地層づくりのスタート。
■ 侵食(しんしょく)
水や風によって、岩石や土地がけずられること。
■ 運搬(うんぱん)
けずられた岩石の粒が、川や風によって運ばれること。
■ 堆積(たいせき)
運ばれてきた粒が、流れの弱い場所にたまること。
👉 地層ができる直接の原因。
【粒の大きさ】
■ れき
粒が最も大きい。
流れの速い場所にたまる。
■ 砂(すな)
れきより小さく、泥より大きい粒。
中くらいの流れの場所にたまる。
■ 泥(でい)
粒が最も小さい。
流れの弱い場所にたまる。
【地層の形・変化】
■ 断層(だんそう)
地層がずれている部分。
👉 地震などで地面が動いてできる。
■ しゅう曲
地層が押されて曲がっている状態。
■ 水平
地層は、できた当初は水平に積もる。
【岩石の種類】
■ 堆積岩(たいせきがん)
れき・砂・泥などが積もってできた岩石。
👉 化石が見つかる。
■ 火成岩(かせいがん)
マグマが冷えてできた岩石。
👉 高温のため化石は見つからない。
■ 火山岩
マグマが地表や地表近くで冷えてできた火成岩。
■ 深成岩(しんせいがん)
マグマが地下深くでゆっくり冷えてできた火成岩。
【化石】
■ 化石(かせき)
昔の生物の体や足跡などが、地層に残ったもの。
■ 示準化石(しじゅんかせき)
地層がいつの時代にできたかを知る手がかりになる化石。
■ 示相化石(しそうかせき)
地層がどんな環境(海・陸など)でできたかを知る手がかりになる化石。
① 地層のでき方に関する用語
地層
長い時間をかけて、土や砂などが積み重なってできたしま模様の層。
堆積(たいせき)
水や風で運ばれた物質が、底にたまること。
堆積物
堆積した砂・泥・れきなど。
れき
直径2mm以上の粒の大きな石。
砂
直径0.06~2mmほどの粒。
泥(どろ)
非常に細かい粒(0.06mm未満)。
層理(そうり)
地層に見られるしま模様。
水平に堆積する
地層はもともと横に平らに積もる性質がある。
粒の大きさによる分かれ方
重い・大きい粒ほど先に沈み、軽い・細かい粒ほど後に沈む。
② 地層と時間に関する用語
下の地層ほど古い
原則として、地層は下にあるほど先にできた。
上の地層ほど新しい
後から積もった地層ほど上にある。
地層の重なりの法則
地層の上下関係から、できた順番を判断する考え方。
③ 地層をつくる岩石(堆積岩)
岩石
地球をつくっているかたい物質。
堆積岩
堆積物が長い時間をかけて固まってできた岩石。
れき岩
れきが固まってできた岩石。
→ 粒が大きく、角ばっていることが多い。
砂岩
砂が固まってできた岩石。
→ ざらざらしている。
泥岩
泥が固まってできた岩石。
→ 表面がなめらか。
粒の大きさによる分類
れき岩 → 砂岩 → 泥岩(粒が小さくなる)
④ 火成岩(マグマからできる岩石)
マグマ
地球の内部にある高温でどろどろの物質。
火成岩
マグマが冷えて固まってできた岩石。
火山岩
地表や地表近くで急に冷えてできた火成岩。
深成岩
地下深くでゆっくり冷えてできた火成岩。
⑤ 代表的な火成岩
火山岩
玄武岩(げんぶがん)
黒っぽく、結晶が小さい。
安山岩(あんざんがん)
灰色で、日本に多い。
流紋岩(りゅうもんがん)
白っぽく、軽い。
深成岩
はんれい岩
玄武岩と成分が同じ、結晶が大きい。
せんりょく岩
安山岩と成分が同じ。
花こう岩
流紋岩と成分が同じ、白っぽく結晶が大きい。
⑥ 化石に関する用語
化石
昔の生物の体や足跡などが地層に残ったもの。
示準化石
生きていた時代が限られており、地層の年代を知る手がかり。
示相化石
その地層ができた環境(海・陸など)を知る手がかり。
⑦ 中学受験で必ず覚える対応関係
れき → れき岩
砂 → 砂岩
泥 → 泥岩
急に冷える → 火山岩(結晶小)
ゆっくり冷える → 深成岩(結晶大)
⑧ 重要キーワードまとめ(暗記必須)
堆積
地層
れき岩・砂岩・泥岩
火成岩・堆積岩
火山岩・深成岩
下の地層ほど古い
化石・示準化石・示相化石
🌟この単元の一言まとめ
理解すること
地層は 下が古く、上が新しい
地層ができる流れ
風化 → 侵食 → 運搬 → 堆積
粒の大きさは 水の流れの強さ
化石は 堆積岩
地層は 最初は水平
〜なぜ?で理解する〜
① なぜ地層は「下が古く、上が新しい」のか?
答え
地層は、上から順に積もるから。
解説
先にできた地層の上に、あとから新しい地層が積もる。
そのため、一番下の地層が最も古い。
👉 入試の言い換え
「地層は上から順に堆積するため」
② なぜ地層は「できた当初は水平」なのか?
答え
水のはたらきで、平らに広がって積もるから。
解説
れき・砂・泥は、水の流れが弱くなると、
底に均一にたまるため、最初は水平になる。
👉 傾いているのは「あとから」
③ なぜ地層が傾いたり、ずれたり、曲がったりするのか?
答え
地層ができたあとに、地面が動いたから。
解説
地震やプレートの動きによって、
ずれる → 断層
押される → しゅう曲
が起こる。
👉 できたときは水平だった
④ なぜ地層は「風化→侵食→運搬→堆積」でできるのか?
答え
岩石がこわれて、運ばれ、たまる必要があるから。
解説
岩石がそのままでは地層にならない。
まずこわれ(風化)、
けずられ(侵食)、
運ばれ(運搬)、
流れの弱い場所にたまる(堆積)ことで地層になる。
⑤ なぜ「れき・砂・泥」は分かれて積もるのか?
答え
水の流れの強さがちがうから。
解説
流れが速い → 重くて大きいれき
中くらい → 砂
流れが弱い → 軽くて小さい泥
👉 粒の大きさ=水の流れ
⑥ なぜ川の上流・下流で地層の様子がちがうのか?
答え
水の流れの速さがちがうから。
解説
上流は流れが速く、
下流に行くほど流れが弱くなるため、
積もる粒の大きさが変わる。
⑦ なぜ化石は「堆積岩」から見つかるのか?
答え
生物の形がこわれずに残りやすいから。
解説
生物が砂や泥にうもれると、
そのまま形が残る。
一方、火成岩は高温のため形が残らない。
⑧ なぜ化石は「火成岩」から見つからないのか?
答え
マグマの高温で生物の形がこわれるから。
解説
火山岩・深成岩は、
マグマが冷えてできるため、
生物は焼けてしまう。
⑨ なぜ示準化石で「時代」がわかるのか?
答え
生きていた時代が限られているから。
解説
ある時代にしか生きていなかった生物の化石が見つかると、
その地層ができた時代がわかる。
⑩ なぜ示相化石で「環境」がわかるのか?
答え
生物が住める環境が決まっているから。
解説
海にしか住めない生物の化石があれば、
その地層は海でできたと考えられる。① なぜ地層はしま模様になっているの?
答え
粒の大きさや種類のちがう堆積物が、時間をかけて重なったから。
理解ポイント
洪水・雨・川の流れなどで運ばれる物が変わる
砂・泥・れきが別々に積もる
その結果、**層理(しま模様)**ができる
➡「一度でできた」は✕。何度もくり返しが重要。
② なぜ地層は水平に積もるの?
答え
水の底では、物質は重力によって平らに広がって積もるから。
理解ポイント
地層はできたときは水平
斜めなのは、あとで地殻変動が起こったため
➡「最初から斜め」は入試のひっかけ。
③ なぜ粒の大きなものほど下にたまるの?
答え
粒が大きく重いほど、早く沈むから。
沈む順番(超重要)
れき(いちばん早い)
砂
泥(いちばん遅い)
➡ 水の実験とセットで頻出。
④ なぜ下の地層ほど古いとわかるの?
答え
先に積もった地層の上に、後から新しい地層が重なるから。
理解ポイント
下 → 先にできた → 古い
上 → 後からできた → 新しい
これを地層の重なりの法則という
➡ 図問題・並び替え問題の基本ルール。
⑤ なぜ堆積物は岩石になるの?
答え
長い時間、上から押されて固まるから。
流れを説明できるか
堆積する
重なって重くなる
水分がぬける
かたくなる → 堆積岩
➡ 「時間」と「重さ」がキーワード。
⑥ なぜ れき岩・砂岩・泥岩 に分けられるの?
答え
もとになった粒の大きさがちがうから。
対応関係(絶対暗記)
れき → れき岩
砂 → 砂岩
泥 → 泥岩
➡ 見た目+触った感じの問題が出る。
⑦ なぜ火成岩は2種類に分けられるの?
答え
マグマが冷えた場所と速さがちがうから。
分類の軸
冷えた場所(地上 or 地下)
冷える速さ(速い or 遅い)
⑧ なぜ火山岩は結晶が小さいの?
答え
地表で急に冷えるため、結晶が成長する時間がないから。
火山岩の特徴
急冷
結晶が小さい
例:玄武岩・安山岩・流紋岩
➡ 写真問題で必ず使う。
⑨ なぜ深成岩は結晶が大きいの?
答え
地下深くでゆっくり冷えるため、結晶が大きく育つから。
深成岩の特徴
ゆっくり冷える
結晶が大きい
例:はんれい岩・せんりょく岩・花こう岩
⑩ なぜ同じ成分の岩石が2種類あるの?
答え
冷えた場所がちがうから。
対応関係(頻出)
玄武岩 ⇔ はんれい岩
安山岩 ⇔ せんりょく岩
流紋岩 ⇔ 花こう岩
➡ 「成分は同じ、でき方が違う」
⑪ なぜ化石が地層の中に見つかるの?
答え
生物が死んだあと、堆積物にすぐ埋まったから。
重要条件
早く埋まる
くさらない
長い時間がたつ
➡ 条件問題でよく出る。
⑫ なぜ示準化石で年代がわかるの?
答え
生きていた時代が短く限られている生物だから。
示準化石の条件
生存期間が短い
広い範囲に分布
➡ 年代決定=示準化石。
⑬ なぜ示相化石で環境がわかるの?
答え
生きる場所が決まっている生物だから。
例
サンゴ → あたたかい海
二枚貝 → 海
➡ 「環境」=示相化石。
確認テスト