歴史



1.旧石器時代
用語理解
■ 旧石器時代(きゅうせっきじだい)
人類が**打ち欠いた石器(打製石器)**を使って生活していた時代。
👉 日本では 約3万年前〜約1万数千年前。
■ 原始時代(げんしじだい)
人類が文字を使う前の時代。
👉 旧石器時代+縄文時代 を指す。
■ 人類
道具を使い、集団で生活する生き物。
旧石器時代には狩りや採集を行っていた。
【生活の特徴】
■ 狩猟(しゅりょう)
動物を捕まえて食料にすること。
■ 採集(さいしゅう)
木の実や果実などを集めて食料にすること。
■ 移動生活(いどうせいかつ)
食料を求めて、住む場所を変えながら生活すること。
👉 定住はしていない。
■ 洞穴(どうけつ)
雨や寒さをしのぐために利用した自然の住居。
【道具】
■ 打製石器(だせいせっき)
石を打ち割って作った石器。
👉 旧石器時代の最大の特徴。
■ 石器
石で作った道具の総称。
旧石器時代は 打製石器のみ。
■ 握斧(にぎりおの)
石を打ち欠いて作った、
切る・削る・たたくなど多目的な道具。
■ 尖頭器(せんとうき)
先がとがった石器。
👉 槍の先などに使われた。
【火とくらし】
■ 火の使用
食べ物を焼いたり、寒さをしのいだり、
けものを追い払うために使った。
【重要な遺跡】
■ 岩宿遺跡(いわじゅくいせき)
群馬県にある遺跡。
👉 旧石器時代の存在が日本で初めて確認された。
■ 遺跡(いせき)
昔の人々の生活のあとが残っている場所。日本の旧石器時代発見に関する用語
相沢忠洋(あいざわ ただひろ)
日本で初めて旧石器時代の存在を明らかにした人物。
岩宿遺跡(いわじゅくいせき)
群馬県にある、日本最初の旧石器時代の遺跡。
岩宿時代
旧石器時代を指す別の呼び方。
関東ローム層
火山灰が積もってできた赤土の地層。
岩宿遺跡では、この下から打製石器が発見された。
理解すること
① なぜ「旧石器時代」と呼ばれるのか?
答え
石を**打ち欠いて作った石器(打製石器)**を使っていたから。
解説
この時代の最大の特徴は道具。
磨いて作る石器(磨製石器)はまだ使われておらず、
石を打ち割って形を作る打製石器が中心だった。
👉 入試での言い換え
「打製石器を用いた時代」
② なぜ人々は「狩猟・採集」の生活をしていたのか?
答え
農耕や牧畜がまだ始まっていなかったから。
解説
食べ物を作る技術がなかったため、
動物を捕る(狩猟)
木の実などを集める(採集)
ことで生活していた。
👉 「漁労」は本格的ではない点に注意。
③ なぜ「移動生活」をしていたのか?
答え
食料がなくなると、その場所に住み続けられなかったから。
解説
狩りや採集は、自然の恵みに依存している。
獲物や木の実が減ると、
別の場所へ移動する必要があった。
👉 定住はしていない(重要)
④ なぜ住居として「洞穴」が使われたのか?
答え
雨や寒さをしのぎやすく、すぐに使えたから。
解説
家を建てる技術がまだなかったため、
自然にできた洞穴を住居として利用した。
👉 竪穴住居はまだ登場しない。
⑤ なぜ「火」を使うことが重要だったのか?
答え
生活を大きく安全・便利にしたから。
解説
火を使うことで、
食べ物を焼いて食べやすくする
寒さをしのぐ
けものを追い払う
ことができるようになった。
👉 人類の生活が大きく進歩したポイント。
⑥ なぜ旧石器時代の遺跡が「日本にもある」と分かったのか?
答え
岩宿遺跡から、打製石器が発見されたから。
解説
それまで日本には旧石器時代がないと考えられていたが、
群馬県の岩宿遺跡の発見で、
日本にも旧石器時代があったことが確認された。
👉 超重要:日本史のスタート地点。
⑦ なぜ「土器」が使われていないのか?
答え
土器を作る技術がまだなかったから。
解説
土器は火を使って土を焼く高度な技術が必要。
これは次の縄文時代になって初めて登場する。
👉
旧石器時代:石器のみ
縄文時代:土器+磨製石器(一部)
⑧ なぜ「身分の差」がなかったと考えられるのか?
答え
食料をみんなで分け合う生活だったから。
解説
狩猟・採集は個人では難しく、
集団で協力する必要があった。
そのため、身分の差はほとんどなかったと考えられている。
最重要まとめ(ここが言えれば合格)
道具 → 打製石器
生活 → 狩猟・採集
住まい → 洞穴
生活形態 → 移動生活
日本の重要遺跡 → 岩宿遺跡
土器 → まだ使わない⑥ なぜ岩宿遺跡の発見は重要なの?
答え
日本にも旧石器時代があったことを初めて証明したから。
ここが超重要
日本史がさかのぼった
教科書の歴史が変わった
➡ 「日本初」が強調されやすい
⑦ なぜ相沢忠洋の発見が評価されたの?
答え
関東ローム層の下から打製石器を見つけ、学説をくつがえしたから。
理由
火山灰の下=非常に古い
人の手で作られた石器
偶然ではなく観察力
⑧ なぜ関東ローム層の下から石器が出たことが決め手になったの?
答え
関東ローム層は火山灰でできた新しい地層で、その下はそれより古い時代だから。
流れ
ローム層=火山灰
その下=火山灰より前
→ 旧石器時代と判断
⑨ なぜナウマンゾウやオオツノジカが出てくるの?
答え
旧石器時代は寒い気候で、大型の動物が生息していたから。
ポイント
気候と動物はセット
狩りの対象だった
➡ 理科(気候)と横断出題あり
⑩ なぜ旧石器時代の人々は大型動物を狩れたの?
答え
集団で協力し、打製石器を使って狩りをしていたから。
補足
知恵と工夫
道具の発達=生活の広がり
⑪ なぜ旧石器時代のくらしは「厳しい」と言われるの?
答え
食料が安定せず、自然に大きく左右されていたから。
理由
天候しだい
動物が取れないこともある
住居が安定しない
確認テスト